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11年におよぶ研究により「携帯電話は癌の原因にならない」ことが判明

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携帯電話が一般的になり始めた頃から、携帯電話と癌(がん)の関連性は常に指摘され続けてきた。頻繁に携帯で話をする人は心配になったことがあるかもしれないが、ある研究により、ついに「携帯電話は癌の原因にならない」ことが証明されたのである。

・携帯電話と癌の関連性はなし

無線送信機によって発生する電磁波は、携帯電話だけでなくコードレス電話、携帯電話の基地局や各放送機器や通信機器の周りにも存在する。なかでも脳に近い位置で使用する携帯電話は、脳腫瘍との関連性が常に心配されてきた。

そこで、携帯電話と癌の関連性の調査に乗り出したのが、イギリスの携帯通信健康調査プログラムだ。政府と通信業界の協力を得て、1360万ポンド(約23億円)を費やした11年に及ぶ調査の結果、携帯電話と基地局、および各無線通信機器から生じる電磁波は、癌の原因にならないことが証明されたのである。

・子供への健康被害もないとの結果

これに加えて、電磁波と子供への健康被害も関連性がないことが分かった。今までは、妊娠中に携帯電話の基地局近辺に居住していると、生まれた子供は小児白血病や脳腫瘍、中枢神経系腫瘍になりやすいとの説がささやかれてきた。しかし癌患者の小児1万6500人の病状を調査したところ、基地局近辺に住む小児の病状は悪化していなかったことが明らかになっている。

・WHOは携帯電話と癌の関連性を指摘

しかし2011年にWHO(世界保健機関)は、1日30分の携帯電話使用は発癌性のリスクを40パーセント高めると警告している。WHOは対策として、電話の使用頻度を減らすかハンドフリーセットを使ったり、メールに切り替えるなどの方法を推奨している。

近頃は実際に電話で話をする人よりもメール派が増えていることもあり、「スマホ腱しょう炎」を患う人が増加している。何事もほどほどに! を心がけたいものだ。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.
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オリジナル記事: 11年におよぶ研究により「携帯電話は癌の原因にならない」ことが判明
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